シンガポールを食べる

今週はシンガポール出張のおとうさん。
川口のおじごのように出張で
おフランスなんてことがあれば、
ルンルン気分でいくのですが、
数えること十数回のシンガポール出張。
「仕事だから仕方なく・・・」、
という感が否めません。
そんな中で唯一の楽しみは食事。
仕事上の会食でいく高級中華や
シンガポール名物のチリクラブなんかは
あまりありがたいものではないのですが、
現地の屋台で食べる食事は
「また来てもいいかな」と、
遠いシンガポールまでこの身を
運んでくれる唯一の楽しみ。


日曜日の早朝にシンガポールに着き、
隙をねらって暴飲暴食しておりますが、
今日は今までの屋台・現地料理を
まとめて紹介したいと思います。


今回のフライトはシンガポール朝6時着。
飛行機のサンドイッチはパスして、
朝ご飯につるっと屋台の麺を吸い込み
滋味溢れるスープをすすり、
7時間のフライトの疲れを癒すのは
最近のパターン。
ホテルに荷物をおき、近くの屋台で
まずはSoup Noodleを食します。

上にのっているのは鴨。
注文をしてから丸のまま吊るしてある
鴨をさばいて、麺の上にのっけてくれます。
少し血マナ臭さが残っていますが、
薄味の暖かいスープはフライトで疲れた
体に優しく、ほっと一息がつけます。


一仕事ホテルですませ、
昼食をとりに街をプラプラ。
買い物通りとして名高いOrchardの
フードコートで昼食をとります。
朝は鴨だったのでお昼は牛に。

肉だけでなく、内蔵もはいった
ミックスバージョンを注文。
内蔵はきちんと下処理され、
臭みがなくとても旨しです。
内蔵も上手に食べるあたりに
シンガポール屋台料理の奥深さを感じます。


夜は有名店JUMBOで会社の方と
チリクラブを食べましたが、
おとうさんが求めるのはやはり屋台食。
朝ご飯はフィッシュボールという
団子状の魚のすり身がはいった
Soup Noodleを食べ、
昼ご飯は海老水餃子を浮かんだ、
Soup Noodleを再び食べます。

薄味のスープに、卵麺というのが
Soup Noodleの特徴ですが、
上にのせる具を変えることで
飽きることなく楽しめます。


夜は会社の後輩を従え中華街に。
観光客目当ての店はあえてさけ
地元の方でにぎわう四川料理の店に。
注文しようとした時に
店員の誰も英語がわからないという
驚愕の事実が発覚。
一応英語は公用語のはずですが・・・。
現地の方で満ちあふれる活気、
「この値段で、この量、クオリティ?」と
驚くような料理の数々、
幸いにもきちんと冷えているビール、
大満足でありました。




翌朝も再び麺に。
そういえばまだ鶏肉を食べていなかったので、
鶏肉のぶつ切りのはいった麺を。

通常のものより濃厚な麺とスープをすすり、
骨付きの鶏肉にかぶりつき、
一日の鋭気を養います。


しばらくSoup Noodleが続いたので、
名物料理の肉骨茶(バクテー)を
お昼に食べることにしました。

とろとろになるまで煮込まれた骨付き豚バラ、
薬草が沢山はいり、何にきくのかわかりませんが、
何となく健康に良さそうな滋味あふれるスープを
付け合わせのご飯と一緒に頂きます。
食べるだけで健康になった気分に。


夜もどこかで美味しいものを食べよう、
と勇んでいたのですが、仕事ではまり、
夕食の機会を逸することに。
屋台は朝が早い分、夜も早いため、
仕事が終わった9時頃はみんな閉店。
少し足を伸ばせばやっている店もありますが、
おとなしくホテルに戻り、
ルームサービスをとることに。
そういえば、麺食を続けているのに、
汁なしの麺を食べていないことに気付き、
Dry Wanton Noodlesなるものを発注。

屋台と比べ値段が3倍くらいなだけあり、
なかなか豪勢であります。
大振りの海老、スライスされた叉焼
スープで茹でられた中国野菜が
麺ののった美しいお皿に並べられ
ミニワンタンスープと共に鎮座する様は
屋台ではみられない光景。
まぁ、でも食べてみれば味は
かわらないのはご愛嬌でしょうか・・・。


えっ、「仕事だから仕方なく」と言う割に
結構楽しんでいるように見えますか?
いえいえ、多忙で厳しい仕事の中の
唯一の楽しみなのであります。
さて、今日の朝ご飯は屋台で、
海鮮中華粥でも食べようかな・・・。


(By おとうさん)